MR1について
MR1は、事業所における支払の請求や受け取りなどの帳簿を記録するシステムです。記録された帳簿内容は、商工会の会計システム(MA1)と連動します。
利用できるOSとブラウザ
推奨OS(PC) | Windows11、Windows10 |
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対象OS(タブレット) | iOS 10以上、Android 8以上 |
推奨ブラウザ | Microsoft Edge、Google Chrome、Safari for iOS |
- ※ブラウザによって操作感が若干異なります。
- ※ブラウザのバージョンは、最新バージョンまたは最新バージョン-1のバージョンをご利用ください。
- ※Androidのタブレット専用ブラウザ及びiPadのGoogle Chrome、及びMicrosoft EdgeのIEモードの動作には対応しておりません。
- ※2in1パソコン(タブレットとキーボードが着脱式)のタブレット時の使用には対応しておりません。
- ※スマートフォンには対応しておりません。
システムを利用するには
MR1にアクセスするとログイン画面が表示されます。
事前に通知された商工会コード、利用者ID、パスワードを入力し、ログインします。
ログインするとMR1のメイン画面が表示されるので、画面中央の「事業所選択」をクリックします。
「事業所選択」画面が表示されるので、ここで入力を行いたい事業所を選択します。
「事業所選択」画面では、画面上部の「追加モード」または「更新モード」をクリックしてから事業所を選択します。また、この画面では事業所の選択だけでなく利用中にモードの切り替えを行う場合にも利用します。
なお、事業所の職員の方で「更新モード」で操作できない方(「利用者の管理」画面参照)は、「事業所選択」画面を開くことはできません。
MR1で入力したデータはMA1で取り込むことができます。MA1の「MR1データ取込」、クリニック関係データの場合は「クリニックデータ取込」から行えます。 なお、MA1では更新モードでMA1データを取得してください。
追加モード | 新しくデータを入力するモードです。入力済みデータの修正や削除はできません。 入力中であっても「上書き」ボタンをクリックするか、入力画面を閉じたりExcel出力を行うと入力済みデータと見なされます。 なお、追加モードの場合はExcel取込が行えません。Excel取込を行う際は更新モードに切り替える必要があります。 |
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更新モード | 新しくデータを入力する他に、入力済みデータの修正や削除ができます。 |
MR1 | [追加中] 自分自身が追加モードで利用中です。 [更新中] 自分自身が更新モードで利用中です。 [他ユーザー利用中] 他ユーザーが更新モードで利用中です。 |
MA1 | [更新中] 自分自身(MR1のログインID)でMA1にログイン、当該事業所を選択して、「クリニックデータ取込」の仕訳設定画面を表示中です。 [他ユーザー利用中] 他のユーザーがMA1で当該事業所を選択して、「クリニックデータ取込」の仕訳設定画面を表示中です。 ※これらの表示は会計データを格納するか同期を解除するまで継続します。 ※MA1で「クリニックデータ取込」のメニュー画面を表示した状態では空欄のままです。メニューから各仕訳設定画面に進むと、更新中(または他ユーザー利用中)と表示されます。 |
事業所によるロック解除 | この機能は商工会職員のみ設定できます。 クリックするたびに「許可」と「不可」が切り替わります。 「不可」にすると、事業所のユーザーが更新モードで利用する場合でも、すべての機能においてロック解除による入力済みデータの修正はできなくなります。 |
画面右側の検索機能で事業所名または事業所コードの一部の入力や決算期で事業所を絞り込むことができます(商工会職員向け機能)。
- ※追加モードで利用中に入力データの修正が必要になったときは、再度「事業所選択」画面を表示し「更新モード」に切り替えてください(ログインし直す必要はありません)。
- ※「事業所コード」はMA1の「データ同期」画面で確認できる事業所コードではなく、商工会クラウドに設定されている「事業所コード」を指します。
文字の入力について
ブラウザを使った入力では全角、半角の自動変換ができません。数字の入力はキーボードを半角モードにして入力してください。
日付の入力について
特定のコンピューターでは日付の入力が行えない場合があります。その際は以下の方法でデバイスマネージャーから「HID準拠タッチスクリーン」を無効にしてください。
※デバイスマネージャーはWindowsキーとXキーを同時に押して表示される一覧から起動できます。
終了方法について
MR1を終了するには、必ず「ログアウト」ボタンで終了してください。また、1時間何もせずに放置するとログイン状態のまま強制的に接続が切れますのでご注意ください。
現金出納帳
窓口収入以外の現金の入金と出金の帳簿を作成します。
MA1と直接連携します。
タイトルには「出納帳設定」画面で設定した名称が表示されます。
あらかじめ「摘要」画面、「補助摘要」画面で候補を登録しておくと、一覧から選択できるので便利です。
選択欄をクリックするかスペースキーを押すことで、登録済みの取引内容が一覧表示されます。また、コードを入力するとそのコードを含む摘要や補助摘要が絞り込まれます。
「摘要」や「補助摘要」の一覧から選択せずに直接入力することも可能ですが、この場合は入力した「摘要」や「補助摘要」は登録されず、次回の一覧には表示されません。
なるべく「摘要」または「補助摘要」画面から登録してください。
選択とボタンの列以外のヘッダをダブルクリックするごとに昇順、降順で行を並び替えることができます。
EXCELに出力する場合は、日付を昇順にした状態で実行してください。
MA1で取込を行い仕訳として登録されると明細がロックされ、編集ができなくなります。再度編集が必要になった場合は、ロックを解除して編集を行ってください。
繰越金額は自動計算ですが手入力で変更可能です(更新モード時のみ)。繰越金額の自動計算は1度だけです。繰越金額を強制的に再計算するには、繰越残高の金額欄を一旦空欄(0でなく空欄)にすると計算されます。
:この行と同じ日付と内容で新しい行を挿入します。
:この行のロックを解除します。
:この行を削除します。
:空白の1行を追加します。
- ※入力中は残高や入金、出金の合計は再計算されません(上書きで更新するか、画面を終了して次に開くタイミングで計算されます)。
- ※現金出納帳のデータはMA1でデータ同期の取得をされてもロックされません。
- ※ロックの解除は更新モードでのみ可能です。追加モードでは解除できません。
- ※明細の並び替えはできません。
- ※タブレットの場合、日付は(キーボードからの入力でなく)カレンダーからの選択になります。
摘要セット
「摘要」画面で設定した候補の中から、コードの先頭から指定件数分の摘要を取得して明細に追加表示します。
件数はスライダーを左右にドラッグすることで変更できます。
摘要
よく利用する摘要を登録します。
「+」ボタンをクリックし、新しい行を作成してコードと名称を入力します。コードは必須入力ではありませんが、入力しておくとそれぞれの画面でコードによる絞り込みが行え、便利です。
:この行を削除します。
:空白の1行を追加します。
摘要はExcelファイルの出力や取り込みにも対応しています。
「Excel出力」ボタンから画面上の摘要をExcelファイル(xlsx形式)として出力し、Excel上で編集できます。
編集したExcelファイルは「Excel取込」ボタンから取り込むことができます。
なお、追加データとして取り込まれるため、既存の摘要が上書きされることはありません。
Excel取込の留意点
・名称が空白の場合は取り込まれません。
・コードと名称の両方が既存の摘要と一致している場合は重複とみなされ取り込まれません。
・コード、名称のどちらか一方が既存の摘要と一致、もう一方が異なる場合は重複とはみなされないため、取り込まれます。
・コードが数値以外や未入力の場合は取り込まれます。
・「Excel出力」ボタンから出力されていないファイルを取り込む場合であっても、コード、名称がチェックされます。
- ※摘要画面は複数の画面から呼び出しが可能ですが、それぞれ呼び出し元単位の登録になります。例えば、現金出納帳で登録した摘要は買掛帳では表示されません。
- ※コードは10文字まで、半角数字または半角アルファベットで入力してください。名称は15文字まで入力可能です。
- ※現金出納帳で摘要セット機能を使うと、コードの昇順で先頭から選択件数分の摘要が貼り付けられます。そのため、頻繁に利用する摘要が先頭に来るようコードを設定すると便利です。たとえば、利用頻度の高い10件の摘要のコードをそれぞれ1~10に設定する、などの方法があります。
補助摘要
よく利用する補助摘要を登録します。
「+」ボタンをクリックし、新しい行を作成してコードと名称を入力します。コードは必須入力ではありませんが、入力しておくとそれぞれの画面でコードによる絞り込みが行え、便利です。
:この行を削除します。
:空白の1行を追加します。
補助摘要はExcelファイルの出力や取り込みにも対応しています。
「Excel出力」ボタンから画面上の補助摘要をExcelファイル(xlsx形式)として出力し、Excel上で編集できます。
編集したExcelファイルは「Excel取込」ボタンから取り込むことができます。
なお、追加データとして取り込まれるため、既存の補助摘要が上書きされることはありません。
Excel取込の留意点
・名称が空白の場合は取り込まれません。
・コードと名称の両方が既存の補助摘要と一致している場合は重複とみなされ取り込まれません。
・コード、名称のどちらか一方が既存の補助摘要と一致、もう一方が異なる場合は重複とはみなされないため、取り込まれます。
・コードが数値以外や未入力の場合は取り込まれます。
・「Excel出力」ボタンから出力されていないファイルを取り込む場合であっても、コード、名称がチェックされます。
- ※補助摘要画面は複数の画面から呼び出しが可能ですが、それぞれ呼び出し元単位の登録になります。例えば、現金出納帳で登録した補助摘要は買掛帳では表示されません。
- ※コードは10文字まで、半角数字または半角アルファベットで入力してください。名称は15文字まで入力可能です。
買掛帳
買掛取引の帳簿を作成します。
「取引先」に「指定なし」を選択すると買掛帳(取引先を指定しない入力方法)が、それ以外を選択すると買掛帳(取引先を指定する入力方法)が開きます。
取引先を指定しない入力方法、取引先を指定する入力方法のどちらか一方を選択してご利用ください。
「取引先」の指定をするかどうかは運用にあたり事前に決定しておき、運用開始後は入力方法を変更しない使用をお勧めします。
選択とボタンの列以外のヘッダをダブルクリックするごとに昇順、降順で行を並び替えることができます。
MA1で取込を行い仕訳として登録されると明細行がロックされ、編集ができなくなります。
再度編集が必要になった場合はロックを解除して編集を行ってください。
:この行と同じ日付と内容で新しい行を挿入します。
:この行のロックを解除します。
:この行を削除します。
:空白の1行を追加します。
- ※入力中は金額の合計は再計算されません(上書きで更新するか、画面を終了して次に開くタイミングで計算されます)。
- ※買掛帳のデータはMA1でデータ同期の取得をされてもロックされません。
- ※タブレットの場合、日付は(キーボードからの入力でなく)カレンダーからの選択になります。
- ※ロックの解除は更新モードでのみ可能です。追加モードでは解除できません。
- ※明細の並び替えはできません。
- ※買掛帳(取引先を指定しない入力方法)から買掛帳(取引先を指定する入力方法)に切り替えると、「取引先」が一致している入力済みの取引が存在した場合でも画面に表示されません。
- ※買掛帳(取引先を指定する入力方法)から買掛帳(取引先を指定しない入力方法)に切り替えると、「支払金額」を入力した取引が表示されなくなります。
買掛帳(取引先を指定しない入力方法)
仕入金額だけを登録する買掛帳です。
MA1と直接連携します。
買掛金は毎月同じ明細で登録されることが多いため、前月に登録した取引から金額を0にしたものがテンプレートとして初期表示されます。また、既に登録分があればそれも表示されます。
摘要や取引先はあらかじめ「摘要」画面、「取引先」画面で登録しておくと、一覧から選択できるので便利です。
選択欄をクリックするかスペースキーを押すことで、登録済みの摘要、または取引先が一覧表示されます。また、コードを入力するとそのコードを含む摘要、取引先が絞り込まれます。
「摘要」や「取引先」の一覧から選択せずに直接入力することも可能ですが、この場合は入力した「摘要」や「取引先」は登録されず、次回の一覧には表示されません。
なるべく「摘要」または「取引先」画面から登録してください。
買掛帳(取引先を指定しない入力方法)には小計表示機能があります。
小計表示では、取引先ごとに取引を集約し仕入金額の小計が表示されます。また、Excel出力も可能です。
- ※買掛帳(取引先を指定しない入力方法)から買掛帳(取引先を指定する入力方法)に切り替えると、「取引先」が一致している入力済みの取引が存在した場合でも画面に表示されません。
「取引先」の指定をするかどうかは運用にあたり事前に決定しておき、運用開始後は入力方法を変更しない使用をお勧めします。
小計
買掛帳(取引先を指定しない入力方法)で入力した取引を取引先ごとに集約し、仕入金額の小計が表示されます。表示内容のExcel出力も可能です。
更新モードでは仕入金額の編集も可能です。
買掛帳(取引先を指定する入力方法)
取引先を指定する入力方法の買掛帳です。
MA1と直接連携します。
現金出納帳と同様に繰越残高が表示されます。金額は仕入金額、支払金額のいずれかを入力します。
摘要、補助摘要をあらかじめ登録しておくと、一覧から選択できるので便利です。
選択欄をクリックするかスペースキーを押すことで、登録済みの摘要または補助摘要が一覧表示されます。また、コードを入力するとそのコードを含む摘要、補助摘要が絞り込まれます。
「摘要」や「補助摘要」の一覧から選択せずに直接入力することも可能ですが、この場合は入力した「摘要」や「補助摘要」は登録されず、次回の一覧には表示されません。
なるべく「摘要」または「補助摘要」画面から登録してください。
繰越金額は自動計算ですが手入力で変更可能です(更新モード時のみ)。繰越金額の自動計算は1度だけです。繰越金額を強制的に再計算するには、繰越残高の金額欄を一旦空欄(0でなく空欄)にすると計算されます。
- ※買掛帳(取引先を指定する入力方法)から買掛帳(取引先を指定しない入力方法)に切り替えると、「支払金額」を入力した取引が表示されなくなります。
「取引先」の指定をするかどうかは運用にあたり事前に決定しておき、運用開始後は入力方法を変更しない使用をお勧めします。
取引先
よく利用する取引先を登録します。
「+」ボタンをクリックし、新しい行を作成してコードと名称を入力します。コードは必須入力ではありませんが、入力しておくとそれぞれの画面でコードによる絞り込みが行え、便利です。
:この行を削除します。
:空白の1行を追加します。
- ※コードは10文字まで、半角数字または半角アルファベットで入力してください。名称は15文字まで入力可能です。
メニュー
MR1の運用に便利なツールです。
出納帳設定
出納帳の名称を設定できます。設定した名称は現金出納帳のタイトルに表示されます。
- ※「利用者の管理」画面で「許可」が設定されている機能のみ表示されます。
パスワード設定
機能ごとに利用者を限定する場合はパスワードを設定します。
パスワードを設定すると設定した機能の起動時にパスワード入力画面が表示されます。
パスワードは半角英数記号10文字以内で入力してください。英大文字、英小文字は区別されます。
- ※「利用者の管理」画面で「許可」が設定されている機能のみ表示されます。
操作ログ
MR1の操作履歴を一覧表示します。
利用状況
システムの利用状況を一覧表示します。
利用者の管理
事業所の利用者ごとにMR1の利用に関する設定を行います。
更新モードでの利用 | 「許可」にすると「更新モード」又は「追加モード」のどちらかで「事業所選択」ができます。「不可」にすると「追加モード」での利用に限られます。 |
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パスワードの設定 | 月計表などはパスワードを知っている利用者のみに使用を許可することができます。この利用者ごとにパスワードを設定、変更の操作を行うことができる利用者を指定します。「許可」にするとパスワードの設定・変更の操作を行うことができます。 |
出納帳設定 | 「許可」にすると出納帳設定にて現金出納帳1~5の名称を設定することができます。 |
現金出納帳1 | 「使用」にすると現金出納帳1を使用することができます。 |
現金出納帳2 | 「使用」にすると現金出納帳2を使用することができます。 |
現金出納帳3 | 「使用」にすると現金出納帳3を使用することができます。 |
現金出納帳4 | 「使用」にすると現金出納帳4を使用することができます。 |
現金出納帳5 | 「使用」にすると現金出納帳5を使用することができます。 |
買掛帳 | 「使用」にすると買掛帳を使用することができます。 |